SEASON
都内ホテル歩き
 8月14日、お盆休みを利用して虎ノ門のホテルオークラに足を運びました。戦後創業とはいえ老舗といえるこのホテルも50年の歴史を経て本館建て替えということに。それを聞いてやってきました。8月一杯でこの本館の営業を終え、内装など別館に再現するようなことですが、オリジナルとしてのこのホテルの創業の建物はその姿を消してしまいます。
 すぐ隣はアメリカ大使館です。都会の真ん中にあって、回りには緑が多く都会の喧騒が及ばない雰囲気ではあるものの、写真にも写るように、周りには高層ビルが多く、このオークラの本館も同じような味気ない高層ビルとなってしまうようです。
 
 虎ノ門からではなく、溜池山王駅からの道を歩いてきました。上の写真は一番上の写真の入り口の右側に沿うように塀があり、高さとしては5階くらいまでの勾配となっています。ここもまた手を加えてしまうのでしょうか。
 入り口からみれば、5階にロビーがあります。ホテルオークラのロビーはこうでした。建て替えを知ってか、多くの人が写真を撮っていましたね。周りのソファーには過ぎ行く時が惜しく感じてか年配の人達で一杯でした。
 ともかくも、この瞬間は一度だけ。同じ瞬間はもう無く、この場所も時の流れと共に消えてしまいます。

 この日も真夏の暑い一日でした。ホテルオークラを出て六本木一丁目のANAインターコンチネンタルへ。ホテルラベル、タグの発行はありませんでした。続いて赤坂へ。汗かきかき、、やっとのことでたどり着いた感じでした。
赤坂エクセル東急へ。ラベルは4年前と同じでした。そしてホテルニューオータニへ。あ〜、暑かった。ここでもラベルは貰いましたが、4年前のものと同じデザインの色違いでした。そして窓からかつての赤坂プリンスホテルを眺め、かつての姿を失った寂しさを感じました。
 右が2011年にホテルニューオータニから撮った写真。左が今回撮ったものでした。この旧館はかつての入り口近辺に移動してしまっていたので(壊されなかっただけでもよかったですが)、その様子は全く違っています。
 工事中の中を見ることはできません。外から見ても、完成はまだ先のようです。外壁のパネルには、かつての姿の写真などが掲げられていました。これほど古いものはしらないものの、改築前のこの建物に足を入れることができたのは幸いでした。いつか、覆いが取れて、再びその姿を見せたら是非ゆかないといけません。その歴史は80年以上のものなのですから。